ソニーのゲーム事業、黒字化は道半ば

ソニー、2006年度通期決算を発表。エレキ増収
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070516/sony.htm

ゲーム事業については、PLAYSTATION 3に発売により、セグメント全体で増収。売上高は前年比6.1%増の1兆168億円となった。ただし、製造コストを下回る戦略的な価格設定でPS3を販売したことが響き、営業損失2,323億円と大きな損失を計上している。

PS3の逆ざや(製造コストが販売価格を上回っている状況)はまだ残っている。2007年度は収益の改善を図りながら、2008年度の黒字化を目指す(大根田CFO)」とした。

ソニー、2007年通期決算は売上/純利益とも過去最高に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080514/sony.htm

PS3のハードウェアコスト改善やソフトウェア売上増により、営業損失は1,245億円となり、前年の2,323億円の損失から大幅に損益改善。

PS3ビジネスの黒字化については、「ハードは今年度も(生産コストが販売価格を上回る)“逆ザヤ”が残る。ソフトを含めたPS3プラットフォームでは、今期の黒字化ができるのではないか」とした。

ソニー、2008年度通期決算は989億円の赤字に -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090514_168601.html

ゲーム部門は、売上高が18.0%減の1兆531億円、営業損益は前年の1,245億円の赤字から661億円縮小したものの、585億円の赤字となった。

再送:ソニーの08年度営業利益予想は2割増、ゲーム黒字化など寄与 Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31785120080514

プレステ3事業は、製造コストが販売価格を上回る逆ざやにより赤字となっていたが、09年3月期については「ハードは若干赤字が残るが、ソフトとハードを合わせて09年3月期は黒字化できると思う」と語った。

ソニー、09年度連結業績を発表。営業利益318億の黒字化 -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100513_366698.html

ゲームの売上高は前年度比15%減少の8,410億円。新型を投入したPlayStation 3の普及拡大により、PS3ソフトウェアの売上数量が増加したが、為替の悪影響とプレイステーション・ポータブル(PSP)のハード、プレイステーション 2のソフト売上数量の減少、PS3の価格改定などの影響で減収。営業損益は前年度比220億円悪化の570億円の損失となっている。

大根田氏は「3月末時点でPS3ハードウェアの逆ざや(生産コストが販売価格を上回る状態)は改善している。生産コストダウンは'10年度も続くので、販売台数アップと含めて、今年度の利益に貢献してくれるだろう」と説明。2010年度はPS3のさらなる販売の拡大により、ゲーム事業の黒字化を図るという。